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無くならない アートとデザインの間

Architecture,Art,Books|2017年07月05日

久しぶりに書籍を読んで考えたことを書こうと思います。

こんなことはブログだから書けるのかもしれないな・・・

と書いてみて感じました。

 

デザイナー佐藤直樹さんの書籍

 「無くならない アートとデザインとの間」

 無くならない

 

を読みながら、なんとなく思ったことです。

 

書きます

 

  目の前のやらなければならない仕事をこなすために、

 余計な思考を停止させ、

 まるでロボットのように

 ただただ右から左へと物事を送っている…

 
いや、今やロボットの方がよっぽど気を回してくれる

 

たくさんのしがらみの中で、

 もがくことすら諦め、

 流れに身を任せて、

 成果物としての何かが

 自動的にできあがるのを眺めている。

 

組織の中で与えられた役割をこなして

 答えをアウトプットしているだけ

 自分に責任がかからないよう

 しっかり防御線を張って

 自分の身を守る

 

 そんな場面が世の中にはたくさんありますよね・・・

 

著書の中にある言葉が印象的でした

 

「誰に何を伝えるかということ以前に、

『それ自体に心を奪われる』瞬間があるわけです。

おそらくそれがなければ絵は成立しません。」

 

もともと人という生き物は

何かをつくらないではいられない生き物だから

生まれて数年の小さな子供の時から

人は絵を描き始める

 

それはなぜか

人に何かを伝えたいからではなく

誰かに認められたいからでもなく

ただただ衝動的に

絵が描きたくなる

 

その衝動とか情熱とか信念みたいなものがあるかどうか

作ることに関わった人の思いは

その作品からにじみ出てくる

 

味噌汁で言えば「だし」みないなものかな・・・

 

与えられた命題を右から左ではなく

思いをこめて創るということは

創る人の責任

 

と思います。

 

紙本

ふじさわ建築しごと展

2

1 

3

 

ある晴れた朝、静かなJazzの音楽に心を和ませる

 

駅で見かけたポスターのデザインが忘れなくなる

 

見たこともないファッションに遭遇し、想像力をかき立てられる

 

ラジオから流れてきた女性シンガーの歌声に涙が出そうになる

 

子供たちの笑い声が生きる力になる・・・

 

 

建築だって同じ様に、人の心を動かす力があっていいはず

いや、なければならない

 

 

そう思いませんか?

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