最近、都内に出たついでに立ち寄る場所があります。
およそ10年前に東京の設計事務所につとめていた時に自分が担当していたビルです。
ここにきてやっと日の目をみることになりそうです。
リーマンショックの影響で一時中断していた工事がやっと再開し、
もう少しでOPENするようです。
このビルは、耐震装置や制震壁を各階に設け、
構造の複雑さから構造評定という特別な審査会を経て
工事に至ったという経緯があります。
その審査会や確認申請、役所との協議、現場でのゼネコンとのやりとりなどの実施設計・現場監理を
担当し、とても貴重な経験をさせていただきました。
模型で何度もみたこのビルが、当初の計画とほぼ変わりなく実現してきているのをみると
今は部外者ながら完成が楽しみです。
完成したら中を見させてもらえないものかな・・・
紙本