葉山に計画中のヨッシー邸
スタディー模型です
平面的にはなかなか面白くなってきたので、
三次元になったときの全体のバランス感、
建物からにじみ出てくる雰囲気、
屋根の掛け方などなど・・・
考えなければならないことは無数にありますが、
この建築を深みのあるものにしていきたいと、思いを巡らせます
一見、普通の形をしているようにみえるけれど、
よくよく見ると、少しだけ何かが違う
普通でない
普通でない部分があちらこちらに細かく散りばめられて、
全体の雰囲気がなにやら違う感じ
決して奇抜なことをしたいわけでありません
日常のような非日常
常識的な非常識
その建物の住人(ヨッシー夫婦)、訪れる人、通りがかりに眺める人、
それぞれがそれぞれの立場でこの建物と接した時に
何かを感じてもらえるような。
例えば絵画や芸術作品を鑑賞したときに時々ある
イマジネーションが膨らむような感覚
歌詞の意味はよく分からないけど、心が震える音楽にふれた時のような・・・
そんな感覚をもってもらえたら…
それが今の自分にとって建築に必要なもののような気がしています
それはなぜか
それを説明するには、現代芸術の世界に踏み込む必要があるように思います
ピカソやカンディンスキー、ミロ、アンディウォーホールがしてきたことの意味
それをヨッシー夫婦に説明しようと力説してはみたものの、
そこには長ーい前置きが必要で、
全てを伝えるのは難しいです…
時間的な問題もあるし、突然そんな話をされてもね…心の準備が必要でしょうか
なにより
ヨッシーの奥さんが
模型を見て泣いていたから…
つべこべ言うのは、結果を出してからですね
関係ないけど
打ち合わせの帰りに、ヒッチハイクしていたドイツの女の子二人を湘南まで送り届けて、
夜はいつもより多めにランニング
そんな非日常的な1日がたまにあるからおもしろい